【鍼灸治療が効いたよ!症例集】
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■ 耳管開放症 「症例:1」
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Iさん 77歳 女性
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【お悩み(症状)】 |
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【主症状】:耳管開放症。2年前の2月に急に耳に騒音が入るようになり、4月にやっと耳管開放症と診断された。
【随伴症状】:頭痛、耳鳴り、歯が浮く、顎関節症、鼻炎、くしゃみ
鼻水、咽頭痛、喉のつまり、腰痛、頻尿、膝痛
足のしびれ、足の痛み
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【治療方法】 |
首から肩にかけての筋肉が前も後ろも横もガシガシに固まっていたので、耳管が 開いたり閉じたりする時に関係する筋肉に影響を与え、耳管開閉時の動きになめらかさがなくなり、開きっぱなし、閉じっぱなしになるのではないかと思われた。また、耳管付近にある顎関節や奥歯、鼻、咽頭にも症状があることから、耳管を巡る経絡にも滞りがあると思った。 顔面、首まわり、肩の筋肉を緩め、気血の滞りを除き、経絡の巡りを良くする治療を続けたところ、耳鳴りや歯が浮く、顎関節症、咽頭痛、喉のつまり、鼻炎などの症状が改善していき、それと並行して耳管が開放する回数が減ってきた。また、開放しても早く元の状態に戻るようになってきた。耳管がずっと開放するのが恐くてほとんど外出できなかったが、徐々に外出できるようになり、4ヵ月後には以前楽しんでいた趣味を再開しただけでなく新しいことにもチャレンジできるようになってきた。
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【患者様のコメント】 |
2006年2月に突然、発病。病名が不明のまま苦しい日々が続く。4月も半ばを過ぎて、耳管開放症と診断され専門医を紹介して頂く。 薬(三種類)を服用したが、はかばかしい結果も出ずわらをも掴む気持ちで鍼灸治療を始めた。開放に苦しむ一方、後頭部から首、肩、背中に異常なほどの鈍痛とコリにも苦しめられたが、 開放が治まりかけると共に、それらの症状も楽になってきた。西洋医学の治療法ではなく、重ねて東洋医学の鍼灸治療のすばらしさも知っていただき、一日も早い治療をお勧めいたします。と共に、苦しまれている皆様の快復をお祈りいたします。ままならなかった外出もできるようになり、止めていた趣味のサークルでまた人生を楽しみたいと思えるようになりました。
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